遊具安全規準策定の概要

■真に幼保施設に適した園庭遊具の安全規準を策定する

(一般社団法人)「幼児教育保育用品協会」(幼保協)は2020年の発足から約5年の歳月をかけて2025年4月に「乳幼児・幼児施設遊具の安全に関するガイドライン」を策定しました。
このガイドラインは我々幼保の現場に携わる企業が、お客様である園児や保育施設に安全な遊具をお届けするための、守るべき規範をまとめた業界内のガイドラインです。
ただし、これで活動は終わりではなく、幼保協は今後も研究・検討を重ねて、将来的には幼保の業界に広く認められる園庭遊具の安全規準となるように活動を続けて参ります。
安全な遊具で施設内の子どもたちが、遊びながら健やかな育ちに寄り添いたいという、われわれ幼保協関係者全ての思いを具現化して行きます。

ガイドラインの概要は「品質への取り組み」でご覧いただけます。

実は園庭遊具専用の安全規準はありません

園庭と公園は、どちらも子どもたちにとっては魅力的な遊びの場ですが、両者には明確な違いがあり、それが設計思想の背景である、目的や対象年齢に大きく影響します。 公園は誰でもが遊びに来られるように、乳幼児や幼児だけでなく、小学生になった児童も遊べることが出来るような想定のもと設計されています。
対象年齢でいえば、12歳の児童までが使用できるような機能や大きさで設計され、小さい子どもには難易度が高くなることもあります。
また、見守る大人がいなくても子どもたちだけで遊べる想定をしているため、遊びの価値でもある挑戦の際のリスクを軽減する傾向になる場合もあり、結果使用者である子どもたちが離れて行き、ついには遊具がなくなる場合もあるのです。
でも、国内の遊具安全規準は、公園遊具の安全規準しかないため、幼保施設の園庭遊具もそれに倣っているのです。

園庭遊具と公園遊具の違い

園庭遊具を使用する際の大きな違いは2つあります。
ひとつは、「保育施設には管理者(保育者)である先生方の見守りがある」ということです。要綱には遊具に何人で見守るという明確な決まりごとはありませんが、できる限り多くの目でポイントを押さえて見守る事、遊びのルールを明確にして子どもたちに指導することがとても大事です。
乳幼児や幼児が園庭遊具で遊ぶ際の見守りのポイントは、「幼保協から皆さまへ」に、「園庭遊具で遊ぼう!(乳幼児編)」「園庭遊具で遊ぼう!(幼児編)」で記載しております。PDF をダウンロードできますので、是非ご活用ください。
もうひとつは、「遊具を使う年齢が限定されている」ということです。乳幼児や幼児が同一空間で遊んだ場合、発達の段階が大きく違うため思わぬ事態が発生するなどの危険が予想されます。加えて、広い公園とは違い、幼保施設はスペースが限られている場合も少なくありません。保育施設では、異年齢児の混在を出来るだけ避ける工夫、例えば対象年齢に応じた配置計画や、やむを得ず同区画に設置する場合は、遊ぶ時間を分けるなどの工夫が必要になってきます。

乳幼児・幼児期の運動能力と遊具規準の関係性

幼保協遊具ガイドライン、乳幼児遊具規準、幼児・児童用遊具の規準についての説明画像
幼保協遊具ガイドライン、乳幼児遊具規準、幼児・児童用遊具の規準についての説明画像

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