幼保協メルマガ トピックス

2. 新年のご挨拶
こども家庭庁
長官官房審議官 髙橋宏冶様
新しい1年が始まりました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
元日に令和6年能登半島地震により甚大な被害が発生いたしました。被災された皆さまには心からお見舞い申し上げます。被災地の皆さまの安全と一日も早い復興をお祈りしております。
昨年4月にこども家庭庁*1が発足し、はじめての新年を迎えました。全てのこども・若者が身体的・精神的・社会的に幸福な生活を送ることができる「こどもまんなか社会」実現のため、気持ちを新たにしたうえで今年1年、こども家庭庁として率先して汗をかき、皆様とともに歩みを進めてまいります。
昨年末はこども・若者に関する重要な閣議決定が目白押しでしたが、その中から2つの内容をご紹介いたします。
1つ目は、「こども大綱」*2です。これは、昨年4月に施行されたこども基本法に基づきこども目線で策定された我が国初の大綱であり、こども施策を総合的に推進するために、今後5年程度の方針や重要事項を定めたものです。こども・若者は権利の主体であり最善の利益を図っていくことや、ライフステージに応じて切れ目なく十分に支援していくことなどを掲げています。
2つ目は、「幼児期までのこどもの育ちに係る基本的なビジョン(はじめの100か月の育ちビジョン)」*3です。こどもの誕生前から幼児期までの「はじめの100か月」は、生涯にわたるウェルビーイング向上にとって特に重要な時期です。そのため、この時期のこどもの育ちを支えるための考え方を示し、政府が取組を推進するための「羅針盤」として策定しました。例えば「『安心と挑戦の循環』を通してこどものウェルビーイングを高める」という柱では、「アタッチメント(愛着)」の形成が安心の土台となることや、興味・関心に合わせた「遊びと体験」を保障することがこどもの挑戦や成長、生涯にわたるウェルビーイングにつながることなどを明記しています。
これまで皆様が取り組んでこられた、絵本をはじめとする様々な用品を通じた乳幼児へのアプローチは、「遊び」の充実やこどもの成長に直結し、こどもの世界を広げ、未来の扉を拓くものとなっており、まさに大綱やビジョンが目指す考え方と軌を一にするものです。こどもが外遊びや絵本などの遊びに夢中になり、充実した毎日を過ごすことは、言語や数量の感覚などの認知的スキル、創造性や好奇心、想像力や思いやりなどの社会情動的スキル、多様な動きを身に付け健康を維持することなどにつながります。皆様は、このようなこどもたちの成長を支える一翼を担っておられ、深く感謝申し上げる次第です。やっぱりこどもの元気な姿や笑顔を見ると、こちらも幸せな気持ちになりますよね!
辰年は、活力旺盛になって大きく成長する年といわれています。皆様のこれまでの活動に改めて敬意を表しますとともに、まさに昇り龍のように、皆様にとって飛躍の年となられますこと、そして、こどもたちの幸福な人生を支えるために、これからも共に歩み続けられることを願い、新年のご挨拶とさせていただきます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
令和6年 新春
こども家庭庁長官官房審議官 髙橋宏冶
<補足>
*1 こども家庭庁(こども家庭庁トップページ)
https://www.cfa.go.jp/top/
*2 こども大綱の推進
https://www.cfa.go.jp/policies/kodomo-taikou/
*3 「幼児期までのこどもの育ちに係る基本的なビジョン(はじめの100か月の育ちビジョン)」
https://www.cfa.go.jp/policies/kodomo_sodachi/
元日に令和6年能登半島地震により甚大な被害が発生いたしました。被災された皆さまには心からお見舞い申し上げます。被災地の皆さまの安全と一日も早い復興をお祈りしております。
昨年4月にこども家庭庁*1が発足し、はじめての新年を迎えました。全てのこども・若者が身体的・精神的・社会的に幸福な生活を送ることができる「こどもまんなか社会」実現のため、気持ちを新たにしたうえで今年1年、こども家庭庁として率先して汗をかき、皆様とともに歩みを進めてまいります。
昨年末はこども・若者に関する重要な閣議決定が目白押しでしたが、その中から2つの内容をご紹介いたします。
1つ目は、「こども大綱」*2です。これは、昨年4月に施行されたこども基本法に基づきこども目線で策定された我が国初の大綱であり、こども施策を総合的に推進するために、今後5年程度の方針や重要事項を定めたものです。こども・若者は権利の主体であり最善の利益を図っていくことや、ライフステージに応じて切れ目なく十分に支援していくことなどを掲げています。
2つ目は、「幼児期までのこどもの育ちに係る基本的なビジョン(はじめの100か月の育ちビジョン)」*3です。こどもの誕生前から幼児期までの「はじめの100か月」は、生涯にわたるウェルビーイング向上にとって特に重要な時期です。そのため、この時期のこどもの育ちを支えるための考え方を示し、政府が取組を推進するための「羅針盤」として策定しました。例えば「『安心と挑戦の循環』を通してこどものウェルビーイングを高める」という柱では、「アタッチメント(愛着)」の形成が安心の土台となることや、興味・関心に合わせた「遊びと体験」を保障することがこどもの挑戦や成長、生涯にわたるウェルビーイングにつながることなどを明記しています。
これまで皆様が取り組んでこられた、絵本をはじめとする様々な用品を通じた乳幼児へのアプローチは、「遊び」の充実やこどもの成長に直結し、こどもの世界を広げ、未来の扉を拓くものとなっており、まさに大綱やビジョンが目指す考え方と軌を一にするものです。こどもが外遊びや絵本などの遊びに夢中になり、充実した毎日を過ごすことは、言語や数量の感覚などの認知的スキル、創造性や好奇心、想像力や思いやりなどの社会情動的スキル、多様な動きを身に付け健康を維持することなどにつながります。皆様は、このようなこどもたちの成長を支える一翼を担っておられ、深く感謝申し上げる次第です。やっぱりこどもの元気な姿や笑顔を見ると、こちらも幸せな気持ちになりますよね!
辰年は、活力旺盛になって大きく成長する年といわれています。皆様のこれまでの活動に改めて敬意を表しますとともに、まさに昇り龍のように、皆様にとって飛躍の年となられますこと、そして、こどもたちの幸福な人生を支えるために、これからも共に歩み続けられることを願い、新年のご挨拶とさせていただきます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
令和6年 新春
こども家庭庁長官官房審議官 髙橋宏冶
<補足>
*1 こども家庭庁(こども家庭庁トップページ)
https://www.cfa.go.jp/top/
*2 こども大綱の推進
https://www.cfa.go.jp/policies/kodomo-taikou/
*3 「幼児期までのこどもの育ちに係る基本的なビジョン(はじめの100か月の育ちビジョン)」
https://www.cfa.go.jp/policies/kodomo_sodachi/