1. 幼保協正会員企業紹介

パニオン工芸㈱
代表取締役社長 河上 明亨

祖父の代から木工所をしており、当初は家具部品の製造販売をしておりました。平成3年にパニオン工芸株式会社を設立し建築部材、保育家具加工を行うようになりました。現在では幼稚園、保育園向け木製備品製造販売から屋外大型遊具の製造販売及び施工点検など、保育施設の総合的なプランを提供しております。

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祖父の代から木工所をしており、当初は家具部品の製造販売をしておりました。平成3年にパニオン工芸株式会社を設立し建築部材、保育家具加工を行うようになりました。現在では幼稚園、保育園向け木製備品製造販売から屋外大型遊具の製造販売及び施工点検など、保育施設の総合的なプランを提供しております。

当社では子どもたちがのびのびと自由・安心に遊べる空間作りを目指しております。お客様とのヒヤリングを元に、保育室の目的に合う使い勝手の良い特注家具や、園庭の広さや雰囲気・遊び方に応じたオリジナル遊具などもご提案致します。子どもたちが使用するイメージを思い描きながら、品質の良い材料選びから製品設計まで自社製造、国内生産にこだわり「安心・安全」な保育環境づくりを心掛けております。

当社は平成21年に日本公園施設業協会に入会し、安全性、耐久性、快適性などを考慮し「遊びの価値」を高める事を心がけています。

令和6年4月より幼児教育保育用品協会の一員として、安全で使いやすい家具、遊具の開発を行い幼児教育・保育事業に貢献できるよう努力いたします。

弊社ホームページはこちらです。
http://www.panion.jp/

園庭遊具 ツリーツリーⅡ 園庭遊具 ツリーツリーⅡ

2. 「日本版DBS」で何が変わる?

猪熊 弘子 理事
駒沢女子短期大学教授

*プロフィールはこちら

去る6月19日、「日本版DBS制度」を創設するための法律、通称「こども性暴力防止法(正式名称:学校設置者等及び民間教育保育等事業者による児童対象性暴力等の防止等のための措置に関する法律)が可決・成立しました。

「DBS」とはイギリスの非省庁公共団体Disclosure and Ba...

去る6月19日、「日本版DBS制度」を創設するための法律、通称「こども性暴力防止法(正式名称:学校設置者等及び民間教育保育等事業者による児童対象性暴力等の防止等のための措置に関する法律)が可決・成立しました。

「DBS」とはイギリスの非省庁公共団体Disclosure and Barring Service(前歴開示および前歴者就業制限機構)のことで、子どもや老人、障害を持つ人など脆弱な人たちと関わるのが不適当と判断された人が、規制対象の仕事等に就くことを禁止することができます。イギリスでは2012年からスタートし、似た制度は他にも先進国の多くですでに実施されています。

イギリスの幼児教育・保育の現場では、あらゆる職種の人にこのDBSによる制度が適用されています。就職を希望する人は全員がDBSにオンラインで登録し、就職したいと思ったらDBSによる犯罪歴のチェックを就職先に提出しなければなりません。幼児教育・保育施設に就職するだけではありません。イギリスでは子どもに関わるボランティアはもちろん、保育ママの家族など直接子どもと関わる機会のある人、あるいは宅配業者などもこのDBSによるチェックを受けることが一般的です。

計画されている「日本版」の制度では、対象となる犯罪が性犯罪に限られているなど、イギリスよりかなり限られた運用になりそうです。また、性犯罪で逮捕され判決が下りた人のみが対象であるなど、対象が不十分だという課題もあります。学校や保育施設以外の民間の塾などは手あげ方式の認証制度でカバーされる予定で、教材や遊具の設置で保育施設に関わる事業者に対して何らかの規制があるかどうかは未定ですが、無関係の話ではないでしょう。今後の動向を見守っていきたいものです。


次回の幼保協メルマガは7月24日発行予定です。