幼保協メルマガ Vol.20
1. 幼保協賛助会員企業紹介
㈱池田工業社
代表取締役社長 和佐野 達也
明治35年(1902年)の創業から今まで、変わらず私たちが貫いていること、それは「お客様のお声に真摯に応えること」です。農機具の端材で作った「蛍かご」、今で言う「虫かご」を全国に売り歩いたのが、池田工業社のおもちゃ製造販売の原点です。次第に、お客様から「虫かごと一緒に虫取り網を」「他にも子供たちが遊...
明治35年(1902年)の創業から今まで、変わらず私たちが貫いていること、それは「お客様のお声に真摯に応えること」です。農機具の端材で作った「蛍かご」、今で言う「虫かご」を全国に売り歩いたのが、池田工業社のおもちゃ製造販売の原点です。次第に、お客様から「虫かごと一緒に虫取り網を」「他にも子供たちが遊べる物を」といったご要望を頂くようになり、水てっぽうやしゃぼん玉など様々な季節玩具を納入するようになりました。現在もお客様からお聞きしたことに真摯に対応する営業姿勢は池田工業社のDNAとしてしっかりと受け継がれています。昨年には「パクッと食べよう!しゃぼん玉」と言う商品を発売したのですが、この商品も2021年の夏にお得意先が発した「食べられるしゃぼん玉作れないの?」の一言に応えたくて一年以上の時間をかけて開発した商品です。ひとりの営業マンが聞いたお客様の何気ない一言に、全社を挙げて反応できるのが当社の強みです。
近年、子供たちの遊びは多様化し、以前のように、みんなが同じモノを欲しがる時代ではなくなってきています。当社ではパート社員も含めた全スタッフ参加型の「アイデアミーティング」という取り組みを10年以上続けており、全員が常にどんなものが売れるのかという意識のもと新商品の企画に携わっています。規模の小さな当社だからこそ様々なご要望を盛り込んだ小回りの利いた商品開発が可能となります。今後も幼保協の一員として、子供たちにたくさんの笑顔を届け、幼児教育・保育に携わる方々のお役に立てるよう尽力させていただく所存です。
製品紹介
サマーシーズンになるとお客様から『子供がしゃぼん液を飲んでしまったようなのですが大丈夫でしょうか?』というご相談や『安心して子供に与える事が出来るしゃぼん玉は有りますか?』というお問合せが多くなります。『パクッと食べよう!しゃぼん玉』は安心してしゃぼん玉遊びをお楽しみ頂ける、清涼飲料水でつくったしゃぼん玉です。
*弊社のホームページはこちらをご覧ください。
株式会社池田工業社 | おもちゃの商品開発・製造卸・販売で楽しい未来に貢献します。 (yamaine-ikeda.co.jp)
『パクッと食べよう!しゃぼん玉』
㈱宇髙
代表取締役社長 宇髙 清
株式会社宇髙は、創業100年以上続く学童用帽子を中心とした、老舗の総合衣料メーカーです。
私たちは、創業以来こだわりのモノづくりにより、技術・経験を積んで参りました。
学童用事業の「ラビットアース」、一般用事業の「UDK」ブランドは品質力・技術力・対応力の強みを活かし、お客様に安心安...
株式会社宇髙は、創業100年以上続く学童用帽子を中心とした、老舗の総合衣料メーカーです。
私たちは、創業以来こだわりのモノづくりにより、技術・経験を積んで参りました。
学童用事業の「ラビットアース」、一般用事業の「UDK」ブランドは品質力・技術力・対応力の強みを活かし、お客様に安心安全をお届けしております。
また、海外自社工場での大量生産、国内自社工場での小ロット生産に対応する万全の体制で、安定した品質と供給を実現し、リーディングカンパニーとしてより良いライフスタイルを創造していきます。
ラビットアースのスクール関係商品はすべて、教育現場の先生方や保護者の皆さまのご意見やご提案を反映しながら、生産・管理されています。
子供たちの要望に応えていつでも同じ商品を提供できるのはもちろんのこと、時代のニーズに即応できる商品流通体制を整備するなど、私たちはあらゆる努力を続けています。
インドネシア工場(PT.UDAKA INDONESIA)ではISO9001(品質マネジメントシステム)を認証取得しました。
宇髙は品質をより維持するため、組織の運営管理強化・継続的な改善を図っていきます。
小学生のころに被った紅白帽(赤白帽)や黄色帽子、幼稚園や保育園のころ皆で被ったカラー帽子、幼少の頃の思い出の側には、帽子と被せてくれた大人たちの優しさがあります。
子どもから大人になり、親になって、自分の使っていたものと同じ帽子を被せ「元気に、楽しく、笑顔で活動できるように」と願う愛情は、時代が変わっても受け継がれ続ける大切な想いです。
ラビットアースの使命は、「子供たちの健全な発育のために、子供たちによりよい商品をお届けする」ことです。
この使命を変わらず守り続けてきた誇りを胸に、私たちは学童帽子を作り続けます。
力強く大地を蹴るウサギのように、元気な子供たちを育むラビットアースのマークが象徴するスクール関係商品にご期待ください。
全ては、子どもたちの笑顔のために。
※弊社のホームページはこちらをご覧ください。
2. 幼保協・分科会活動報告
保育施設整備リスト作成分科会
保育施設整備リスト作成分科会の概要と活動内容
幼保協メルマガにおいて、これまで計3回(Vol.1・Vol.8・Vol.14)にわたって、保育施設整備リスト作成分科会(以下、本分科会)の活動報告を行ってまいりました。本稿では、本分科会の活動目的・これまでの取り組み内容や今後の方向性について改めて報告をいたします。
...保育施設整備リスト作成分科会の概要と活動内容
幼保協メルマガにおいて、これまで計3回(Vol.1・Vol.8・Vol.14)にわたって、保育施設整備リスト作成分科会(以下、本分科会)の活動報告を行ってまいりました。本稿では、本分科会の活動目的・これまでの取り組み内容や今後の方向性について改めて報告をいたします。
設立と目的
本分科会は、令和2年12月に設立され、月に1度の会議を開催しています。目的は、文部科学省の「小学校教材整備指針」や「中学校教材整備指針」に倣い、保育現場に適した備品や教材を園の先生方が選ぶ際に役立つ「幼保協版保育施設整備リスト」を作成することです。
国に対して保育現場からの意見や要望をスムーズに提言し、国からの要望や提案を検討して現場にヒアリングを行うなど、双方向でのやりとりを活性化させることを目指しています。これにより、より豊かで発展的な保育環境(設備・備品)の創出を実現し、活動を浸透させていくことを狙いとしています。
作成される整備リストは、園の先生方が子どもたちの成長や発達に合わせた備品を選ぶのに役立てます。
活動内容
本分科会では、各社の保育用品総合カタログの「大分類」と「中分類」を統一する作業を行い、22の「大分類」を決定しました。この新しい分類は、2025年度から各社のカタログに反映される予定です。これにより、先生方が各社のカタログから必要な商品を探しやすくなり、比較・検討も容易になります。
社会的背景と今後の方向性
2023年の出生数は過去最少、婚姻件数も90年ぶりに50万組を下回ったことが大きなニュースになりました。想定よりも早いペースで少子化が進み、保育施設の運営が難しくなる地域も出てきている今、「保育の質の向上」はますます重要な課題となっています。本分科会は各社が共同して、各保育施設が基礎レベルの質の向上を目指すことを支援しております。さらに幼稚園、保育園、認定こども園と、幼児教育・保育関連事業に関わる企業などが力を合わせて振興に貢献していくことが必要で、保育環境の整備を進めるための提言と支援を使命としております。
今後の取り組み
現在保育施設での使用場面や環境ごとの商品分類を検討しており、整備リストの完成を目指しております。また、保育士の最低配置基準改定や新たな施策に対応するため、実際に園に伺い直接先生方の意見を伺い、反映させながらリストの内容を精査し、整備リスト作成作業を進めていきます。
次回の幼保協メルマガは8月7日発行予定です。