1. 幼保協正会員企業紹介

ぺんてる㈱
代表取締役社長 和田 優

私共ぺんてるは、今でこそ、筆記具を中心とした文具の総合メーカーとして事業を営んでおりますが、元々は、クレヨン・パスといった幼児・児童向けの描画材の製造を生業としておりました。

これは、私共の創業者が戦争から復員し、焼け野原となった東京を見て、ここからの日本の復興を支えることになる子...

私共ぺんてるは、今でこそ、筆記具を中心とした文具の総合メーカーとして事業を営んでおりますが、元々は、クレヨン・パスといった幼児・児童向けの描画材の製造を生業としておりました。

これは、私共の創業者が戦争から復員し、焼け野原となった東京を見て、ここからの日本の復興を支えることになる子供たちのためにと、新たな会社を興し、社訓でもある『社業を通じて国家・社会への貢献』することを肝に銘じ、子供向け教育用描画材を作り始めたという経緯があります。

今、企業は、これまでと違って、人間社会や地球環境に対して、持続的で、積極的な役割を果たすことを強く求められるようになって来ております。
その一環として、私共ぺんてるは、この本業を生かし、将来を担う多くの幼児・児童に、その感性を磨いてもらおうと、いくつかの社会活動を推進しています。

その一例を紹介しますと、毎年、公益財団法人美育文化協会に協力する形で、日本を始め世界中の国々から、10万点に及ぶ幼児・児童の絵を集めて世界児童画展を開催しており、今年で55年目になります。
(『世界児童画展』はこちらで詳しくご覧いただけます。)

このようなことからも、私共ぺんてるは、皆様方の活動と意を同じくするところが多くあると考えており、その趣旨に沿って、是非とも、協力させて頂きたいと思っております。

今後とも、宜しくお願い致します。

弊社ホームページはこちらをご覧ください。

ぺんてるくれよん
ぺんてるくれよん

■くれよん、エフ水彩等の製品画像はこちら

2. 幼保協・分科会活動報告

保育施設整備リスト作成分科会

2月27日に厚生労働省が公表した人口動態統計速報によると、2023年の出生数は75万8,631人で8年連続となる過去最少であることがわかりました。また、婚姻件数も48万9,281組と昨年よりも3万組以上減少しました。婚姻件数が50万組を下回るのは日本の総人口が6,743万人だった1933年以来、実に...

2月27日に厚生労働省が公表した人口動態統計速報によると、2023年の出生数は75万8,631人で8年連続となる過去最少であることがわかりました。また、婚姻件数も48万9,281組と昨年よりも3万組以上減少しました。婚姻件数が50万組を下回るのは日本の総人口が6,743万人だった1933年以来、実に90年ぶりのことで、今後も少子化は加速的に進むことが予想されるとの報道も見受けられます。

人口構造が変化する中、未来の日本を担う子どもたちの幼少期における教育・保育は、より一層重要度を増しています。その一方で、地域によっては定員割れにより施設運営の継続が困難となっている事態が生じるなど、幼児数の減少は保育環境にも影響し始めています。待機児童の解消に向けて受け皿を整備してきた時代は終わり、幼児教育・保育は量より質を求められる時代になりました。保育の質を確保・向上するために、施設の環境整備について提言し、お手伝いをすることが、私たち保育教材・保育用品を製造・販売する企業にとっての責務であると考えます。

過日、商品カテゴリーや用語が統一され、いよいよ整備リスト作りに取り掛かる段階となりました。(商品カテゴリーの分類についてはこちらをご覧ください)

保育士の最低配置基準改定や、「こども誰でも通園制度」などの、これまでにない新たな施策も始まり、先を見据えたリスト作成が必要となります。今後、当分科会ではヒアリングなどを行い、実際にリストをお使いいただく先生方のご意見を頂戴しながら、リストの内容を精査しつつ、作成作業を重ねてまいります。


次回の幼保協メルマガは5月8日発行予定です。