1. 幼保協正会員企業 商品・サービス等紹介

ぺんてる株式会社

私共ぺんてるでは、クレヨンや水彩絵の具など描画材を数多く販売しておりますが、その中でも「ゆびえのぐ」というユニークな商品があります。

幼児期は五感を通した体験が心身の発達に大きな影響を与える大切な時期であります。特に、触覚を活用した「感触遊び」は、子どもの感性や想像力、社会性を育む

...

私共ぺんてるでは、クレヨンや水彩絵の具など描画材を数多く販売しておりますが、その中でも「ゆびえのぐ」というユニークな商品があります。

幼児期は五感を通した体験が心身の発達に大きな影響を与える大切な時期であります。特に、触覚を活用した「感触遊び」は、子どもの感性や想像力、社会性を育むうえで非常に有効な活動です。

当社の「ゆびえのぐ」は、子どもが筆を使わずに指や手で直接絵具に触れて遊ぶ、フィンガーペイント専用の絵の具です。フィンガーペイントは、泥んこ遊びのように自由に感触を楽しむことができ、もともとは子どもの情緒を安定させるセラピーとして始まりました。このような背景から、「ゆびえのぐ」は単なる創作道具ではなく、五感や心の発達を支える大切なツールとしての役割を持っています。

特長としては、使いやすく安全に楽しめる点にあります。やわらかいチューブは小さな手でも絵の具をしぼり出しやすく、最後まで使い切ることができます。絵の具は水で薄める必要がなく、出したそのままの状態で、ぽってりとした軽い感触を楽しめます。指でのばしたり、混ぜたりする過程で、子どもは触覚を中心とした感覚体験を深めていきます。

指の跡が残ることで絵を描くことができるほか、手形をとったり、割り箸や筆の後ろなど、さまざまな道具を使って表現の幅を広げることも可能です。偶然できる模様や色の混ざりに驚きながら、「もっとやってみたい」という内発的な意欲が育まれます。このような活動は、感性や創造力を育てるだけでなく、自己表現の楽しさや達成感を味わう機会にもなります。

「ゆびえのぐ」は、感覚を通じて世界を知り、自分を表現する力を育てる、幼児期の発達に寄り添った画材です。

2. 幼保協・分科会活動報告

保育施設整備リスト作成分科会

暑さ厳しい夏本番となりました。皆さまにはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
2024年度、保育施設整備リスト作成分科会では、保育現場での備品選定や教材活用に役立つ整備リストの作成を目指し、活動を続けてまいりました。各社の総合カタログにおける商品分類(大分類・中分類)の標準化を進め、最...

暑さ厳しい夏本番となりました。皆さまにはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
2024年度、保育施設整備リスト作成分科会では、保育現場での備品選定や教材活用に役立つ整備リストの作成を目指し、活動を続けてまいりました。各社の総合カタログにおける商品分類(大分類・中分類)の標準化を進め、最新版のカタログに反映される運びとなりました。また、整備リストのたたき台を作成し、実際に園を訪問してのヒアリングも複数回実施。現場の声を丁寧に取り入れ、より実用性の高いリストづくりを進めてきました。

2025年度は、整備リストの配布に向けて、有識者へのヒアリングを進めています。これまで現場の先生方から寄せられた意見に加え、保育の専門的な視点や制度的観点も反映し、多様な保育現場に対応できる内容に仕上げていきます。
ヒアリング完了後、分科会は「リストのブラッシュアップ」と「普及・広報活動の強化」の2チーム体制とし、役割を分担して取り組みを進めてまいります。
ブラッシュアップチームでは、有識者のヒアリング結果をもとに整備リストの内容を再検討し、分類や表現の見直し、使用場面ごとの整理などを行いながら、現場でより使いやすく、配布可能な最終バージョンの作成を進めています。
一方、広報チームでは、整備リストの存在や活用方法をより多くの方に知っていただくため、幼保協ホームページでの公開準備を進めるとともに、分かりやすいチラシやパンフレットを制作し、保育施設や関係機関へ配布する計画です。リストの趣旨やメリットを丁寧にご紹介していくことも視野に入れております。
2チーム体制とすることで、活動の効率化とスピードアップを図ってまいります。

こうした取り組みを通じて、整備リストを保育環境整備のための"実践的なツール"として、より多くの保育現場でご活用いただけるよう努めてまいります。今後とも分科会は、子どもたちの健やかな育ちを支える保育環境づくりに貢献してまいりますので、引き続きのご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。


次回の幼保協メルマガは8月27日発行予定です。